【自律神経について】③なぜ自律神経の乱れに鍼灸が効くのか?根拠(研究について)
「③なぜ自律神経の乱れに鍼灸が効くのか?根拠(研究について)」
アメリカ国立補完統合衛生センター(NCCIH)も注目!
――― 身体と心にストレスのない、穏やかな毎日を送りたいあなたへ ―――
今からお伝えするのは…
身体と心に影響する自律神経。
その「自律神経の乱れ」「ストレス」にはなぜ鍼灸が良いのか?
というお話です。
・頑張りたいけど、朝起きるのが辛い
・仕事に行きたくない
・色々治療も試したけど、解決しなかった
・あまりお薬は飲みたくない
・ご自身で症状の原因は「自律神経」「ストレス」だと感じている
このような方には、数ある鍼灸の中でも当院の「マインド鍼灸」がおすすめです。
あなたを日々のストレスから解放し、朝スッキリと目覚めることのできる身体にする。
そのお手伝いを当院にさせてください。
「なぜ鍼灸が自律神経の乱れによる症状・ストレスに効果があるのか?」
3つの理由。
なぜ鍼灸が自律神経の乱れによる症状・ストレスに効果があるのでしょうか?
理由は3つあります。
1つ目は、「鍼灸刺激自体の効果」
2つ目は、「患者さんとの対面時間の長さ」
3つ目は、「歴史的実績」
鍼灸と言うと、どうしても肩・腰・膝のイメージが強くなってしまうかもしれません。
また、何だか「眉唾もの」というイメージもあるかと思います。
なので、なぜ鍼灸で自律神経の乱れからくる症状やストレスに効果があるのか、と
疑問視されるのももっともなことだと思います。
私は15年前、京都府南丹市にあります明治鍼灸大学(現:明治国際医療大学)に入学し、
3年時に国家資格を取得、4年時には大学の附属病院や鍼灸センターにて研修を
させていただきました。卒業後は、東京の1日50~80名が来院される鍼灸専門院にて
5年間経験を積ませていただきました。
こんなに多くの方が来院される鍼灸専門院は当時も今も珍しく、
本当に何にも変え難い経験でした。
人数が人数ですので、様々な症状を訴えて患者様が来院されます。
肩・腰・膝痛を始め、リウマチ、癌、鬱、電磁波過敏症、メニエール病、バセドウ病。
多くの患者さんは病院に通いながらでも、鍼灸院を利用されていました。
そんな中で施術の予後(施術後のご体調の変化)も良く、
特に目立った症状として、
肩こり・冷え・慢性疲労・不眠・抑うつ・不安・めまい・
生理痛・生理不順、更年期障害などの婦人科トラブルなど、
自律神経の乱れやストレスからくる症状をたくさん
診させていただきました。
実際の経験も混じえながら、
先ほどの「なぜ鍼灸が自律神経の乱れによる症状・ストレスに効果があるのか?」
3つの理由について、改めてお伝えしていきたいと思います。
「鍼灸刺激自体の効果」
1つ目は「鍼灸刺激自体の効果」にあります。
【鍼灸についてさらに詳しく】③なぜ鍼灸が効くのか?根拠(研究について)
のところでも触れさせていただきましたが、
鍼灸は①自律神経系、②内分泌系、③免疫系に作用し、
自然治癒力を高めると言われています。
特に今回は①自律神経系と②内分泌系に注目していただきたく思います。
③免疫系については、
【鍼灸についてさらに詳しく】③なぜ鍼灸が効くのか?根拠(研究について)
をご覧ください。
①自律神経系 への作用とは?
鍼灸にて交感神経の過剰な緊張が緩和され、筋肉内の血流が改善される。
特に首・肩・背中の血流を良くして緩めることで、胸郭は広がりやすくなり、
呼吸が深く出来るようになることで、副交感神経が優位になり
呼吸も胸式呼吸から腹式呼吸へと変わります。
これはまた睡眠の質を高めることにも繋がり、生活習慣を整えます。
自律神経のバランスを保つためには呼吸を整えること、
生活習慣を整えること、とよく言われます。
このように鍼灸を通じてリラックスし、自律神経機能が調整されると考えられます。
もう一つ重要なことは、
この自律神経とストレスが
互いに密接に影響し合っているということです。
自律神経をコントロールするのは、脳の「視床下部」になります。
この「視床下部」のすぐ上には大脳辺縁系があります。
これは「情動脳」ともいわれ、不安、恐怖、怒りなどの感情や、
本能的欲求を生じる場所です。
ですから脳が不安やストレスを感じると、大脳辺縁系を介して
「視床下部」に影響が及ぶこととなり、自律神経の乱れを引き起こします。
そしてそれは全身に影響し様々な症状を現わすのです。
このように自律神経はストレスに
大いに影響を受けながら働いているのです。
ですから身体のストレス、つまり痛みや緊張も、
脳がストレスと捉えて、自律神経にも大いに影響を与えていると言えます。
②内分泌系(ホルモン) への作用とは?
鍼をすると脳と身体がリラックスする物質、
いわゆる幸福ホルモン(オキシトシン・エンドルフィン)、
鎮痛ホルモン(エンケファリン)、精神安定ホルモン(セロトニン)が
分泌され血中の濃度が上昇します。
またストレスホルモン(オレキシン)を低下させると言われています。
さらには、鍼をする際には手が身体に触れますが、
実は手当て自体が上記と同様の効果を与えてくれるということも
研究にてすでに分かっています。
ただ触れられるだけで、幸福ホルモン(オキシトシン)は分泌するのです。
ですから子供のおねしょなども、お母さんがふくらはぎをさすって、
落ち着きを与えてあげると治ったりします。
「人が人に触れる」とはそれぐらい特別な行為なのだと自覚しながら
施術に当たらせていただいております。
もちろん当院は鍼灸専門ですので、鍼をする際に必要最低限の範囲で、
施術者の手が患者さんの肌に当たるという意味です。
しかしながら、たったそれだけのことでも、鍼の作用に加えて、
身体をリラックスさせ自律神経を整えるのに一役買っているわけです。
このように鍼灸刺激自体が自律神経や内分泌系に様々な影響を与えており、
その結果として、自律神経の乱れによる症状やストレスに効果があると言えます。
身体をそして心をリラックスに導く、それが鍼灸です。
その他にも
「鍼灸が自律神経の乱れによる症状・ストレスに効果がある」と
証明するために研究者の方は日夜研究を進めてくださっています。
例えば、、、
・日本経済新聞に掲載された「はりきゅうの効果について」の記事。
はりきゅうの効果について「循環保ち体全体に作用」
日本経済新聞(夕刊) 2017年(平成29年)7月20日(木曜日)
(中略)東京都健康長寿医療センターの堀田部長は
「はりきゅうだと薬に頼らずに、
からだを刺激する方法で自律神経を整える
効果が期待できる」と指摘する。(中略)
とあります。
もう一つ、
・アメリカ国立補完統合衛生センター(NCCIH:厳密な科学的な調査を通して、
補完/代替療法の有効性や安全性や、健康や医療の改善における役割を明らかにする機関)
のホームページにある「心身相関に介入する臨床実践について」の記述。
「鍼灸」はMind and Body Practices(心身相関に介入する臨床実践)の中で、
マッサージ療法、瞑想、リラクゼーション法、脊椎操作、ヨガなどと並んで、
一番最初に紹介されています。
その他にも、
・厚生労働省「統合医療」情報発信サイトにある
「がんの補完代替医療 ガイドブック第3版」にある記述。
・「日本鍼灸エビデンスレポート(EJAM)」にある数々の論文。
などがあります。
これらを見ても、鍼灸刺激自体が自律神経や内分泌系に様々な影響を与えており、
その結果として、自律神経の乱れによる症状やストレスに効果があると言えます。
長くなりますので、概要はこのページの一番下にまとめてあります。
ご興味のある方はご覧ください。
「患者さんとの対面時間の長さ」
続いて2つ目の理由です。それは、
「患者さんとの対面時間の長さ」
です。
患者さんは色々な話を「しながら」施術を受けてくださいます。
大体時間にして30~60分でしょうか。
患者さんのお話をこちらが共感し理解しようとすると、
患者さんは考えを整理し、それを伝えようとします。
その行為がとても有意義なのです。
こちらが何を言うでもなく、患者さんの頭の中で思考が整理され、
ご自身の中にある気づきや答えが浮かび上がってきます。
そのため私は会話の重要性を強く感じて、
カウンセリングの研修会にも参加し勉強させていただいています。
例を挙げさせていただきたいと思います。
例えば、下痢が止まらないというAさん。
特に思い当たることはないそうです。
私「最近お食事はどんなものを食べていらっしゃるのですか?」
Aさん「もやしです」
私「へーもやしですか。僕も好きなんですよね、もやし。
どうやって食べられてるんですか?」
Aさん「最近、生で食べるのにハマってます。」
私「!?そうなんですね。へー珍しい食べ方ですね。
そういえばもやしって生で食べていいんでしたっけ?」
この後この患者さんは生食をやめられて、下痢は治りました。
この会話は自律神経とは関係ありませんが、
よくお話を聞くことで、患者さんのお悩みを即解決できた良い例だと思います。
これに似たような話は、実は珍しいことではなく、
意外とたくさんあります。
こういった経験から、私は患者さんのお話を聞きながら施術することを
とても大切にしています。
「歴史的実績」
三つ目は「歴史的実績」が物語っているからです。
こちらは古典(鍼灸)医学書「難経:なんぎょう」の一説です。
憂愁思慮(思い悩み)が過度であると心に負担がかかる
冷えや冷飲によって肺に負担がかかる
怒りが過度であると、肝に負担がかかる
暴飲暴食・過労で、脾に負担がかかる
長期間湿気の多いところにいたり、激しい力仕事の後に水に入ると、腎に負担がかかる
「難経49難」
これらはよく見てみると、
ハンス・セリエのストレス学説と重なるところがあります。
つまり2000年以上前から身体とストレスの関係性は、
現代(約40年前)と同じ視点で分析出来ていたということになります。
ストレス学説の提唱者として知られるハンス・セリエ(Hans Selye/1907年-1982年)は、
ストレスには、
①物理的(寒冷・騒音等)
②化学的(薬物・化学物質等)
③生物的(炎症・感染等)
④心理的(怒り・緊張・不安等)
ストレスの原因となる刺激がある。
と提唱しました。
これらを古典医学書と比べると
①物理的(寒冷・騒音等)→寒冷・湿気
②化学的(薬物・化学物質等)→冷飲・暴飲暴食 ※現代では添加物など
③生物的(炎症・感染等) →力仕事・過労 ※身体の歪みや緊張なども含む
④心理的(怒り・緊張・不安等)→怒り・思い悩み
このようにちゃんと置き換えられます。
古人の人体への分析力には本当に驚かされるばかりです。
その他にも古典医学書にて精神に関する記述は下記のようにこれだけあります。
「素問 上古天真論篇 第1」
精神が充実すれば病気は入り込む余地はない。
「素問 陰陽応象大論篇 第5」
「気」について精神、感情、神経の意がある。激しい怒りは肝を傷害する。
激しい喜びは心を傷害する。心身のストレスによる情動異常によって、
心身を消耗し、体調を崩していく。
五志:怒・喜・思・憂・恐
(七情:怒・喜・思・悲憂・恐驚)
「素問 霊蘭秘典論篇8」
魂・神・意智・魄・精
肝・心・脾 ・肺・腎
古代の精神・心理の解剖生理学。
「素問 五蔵別論篇 第11」
脳について
「素問 移精変気論篇13」
精神の消耗による肉体の衰弱。
「素問 玉機眞蔵論篇 第19」
自律神経(逆気)症状について
「素問 宣明五気篇 第23」
体(五蔵)と精神作用について
「素問 挙痛論篇39」
気の変動について。百病気より生ず。怒るとき、喜ぶとき、悲しむとき、
恐れるとき、ビックリするとき、寒いとき、熱いとき、過労のとき、
くよくよ思い過すとき、様々な症状が現れる。
「素問 陽明脈解篇 第30」「素問 脈解篇 第49」
精神異常の記述
「素問 疏五過論篇 第77」
精神的な落ち込みに乗じて感染症が起こることがある。
身体の内部(精神的・心理的衝撃を受けて)から病が発生する。
「難経20難」
精神病の主な脈
「難経34難」
五声
呼・笑・歌・哭・呻
七神
魂・神・意智・魄・精志
肝・心・脾 ・肺・腎
声や七つの感情と内臓の働きの関係性を述べている。
「難経59難」
狂
癲:てん 二種の精神障害疾患についての区別をしている。
「霊枢 本神 第8」
情動異常による精神の障害。
「霊枢 経脈 第10」
脳について、精神異常について
「霊枢 癲狂 第22」
精神病について
「霊枢 本蔵 第47」
精神をコントロールすることの重要性
東洋医学の「心身一如:心と身体は密接に影響し合っている」という考え方は、
こういった記述を基に2000年以上前から臨床の現場で実践され、
実績を積んできたのです。
もちろん私自身もこれらの実績に甘んじることないように、
鍼灸の研修会やカウンセリングの学会に参加し、
皆様の信頼に応えられますように常に新しい情報を取り入れ、
知識も技術も向上し続けます。
当院のマインド鍼灸は身体だけでなく心も大切にします。
症状にストレスが関係していると思ったら、ぜひ当院にご相談ください。
「鍼灸が自律神経の乱れによる症状・ストレスに効果がある」の理由として
1「鍼灸刺激自体の効果」
2「患者さんとの対面時間の長さ」
3「歴史的実績」
以上の3つの理由から、
下記のような方には、数ある鍼灸の中でも当院の「マインド鍼灸」がおすすめです。
・頑張りたいけど、朝起きるのが辛い
・仕事に行きたくない
・色々治療も試したけど、解決しなかった
・あまりたくさんのお薬は飲みたくない
・ご自身で症状の原因は「自律神経」「ストレス」だと感じている
私自身の臨床体験からも
「鍼灸が自律神経の乱れによる症状・ストレスに効果がある」
と確信しています
そしてストレスで困っている方々のお役に立ちたいと、
心からそう思っております。
あなたを日々のストレスから解放し、朝スッキリと目覚めることのできる身体にする。
そのお手伝いを当院にさせてください。
当院の鍼灸は衛生的で安心・安全性も保障いたします。
当院にはお医者さん・看護師さん・獣医師さん・臨床心理士さんなど
ご来院いただいておりますので、どうかがご安心くださいませ。
是非一度ご自身の症状が鍼灸に合っているのかどうか
ご相談いただければと思います。
TEL:075-352-1230
最後までお読みいただきありがとうございます。
さらに詳しく知りたい方は、
こちらのページもお読みください
「自律神経についてさらに詳しく」
①自律神経ってどんな神経?
②自律神経の乱れが引き起こす症状とは?
③なぜ自律神経の乱れに鍼灸が効くのか?根拠(研究について)
④自律神経と「不妊」の関係性
※補足資料
・厚生労働省「統合医療」情報発信サイト「がんの補完代替医療 ガイドブック第3版」
・「日本鍼灸エビデンスレポート(EJAM)」
以上2つの概要は下記にあります。
・厚生労働省「統合医療」情報発信サイト:厚生労働省「統合医療」に係る情報発信等推進事業に
基づき、患者・国民及び医療者が「統合医療」に関する
適切な情報を入手するために構築されたホームページ
これには、「がんの補完代替医療 ガイドブック第3版」というものがあり、
そこに精神症状に対する鍼灸の効果について、
下記のように記載されています。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
●鍼灸とは(中略)
鍼灸治療の目的は、がん患者における痛みや息切れなどの身体症状の軽減、
心理的・精神的苦痛の軽減、QOL(生活の質)全般の改善、
化学療法の副作用である吐気や嘔吐の軽減、手術後の腸閉塞の予防、
乳がん治療の副作用である顔面紅潮・のぼせの治療などとなっています。
臨床試験は、世界各国で多数行われており、その結果によっては
鍼灸治療ががんの医療現場に通常医療として取り入れられる日が
くるかもしれません。
また、基本的な考え方として、鍼灸治療は、特定の病気や疾患に対して治療を
行うのではなくて、痛み、こり、むくみ、冷え、しびれなどさまざまな身体的症状を
緩和したり除去したりすることを目的としています。
ですから、がんに関しては、がんを縮小させたり消失させたりすることは
決してありません。
あくまでも、現代西洋医療を補完する治療というスタンスで行うべきです。
・鍼灸治療の臨床試験
数多くの臨床試験が行われています。その結果、抗がん剤治療の副作用である
嘔気や嘔吐の軽減効果や神経症状をやわらげる効果があると報告されています。
また、嘔気や嘔吐は手術後の患者さんにも有効であったとのことです。
さらに、痛みなどの症状を改善し、がん患者さんの生活の質(QOL)の
向上が認められたとの報告もあります。
ただし、抗がん剤治療における嘔気・嘔吐の軽減効果は、
早期のものには有効であったが、遅延性のものでは効果がなかったとされ、
鍼灸治療に関してもさらなる臨床試験を行う必要があります。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
ここにも身体症状の軽減とともに、心理的・精神的苦痛の軽減も取り上げられています。
これらの研究も鍼灸刺激自体が、ストレスや自律神経の乱れによる症状・ストレスには
効果が見られるという見解を後押ししてくれます。
最後に、「日本鍼灸エビデンスレポート(EJAM)」にある
不定愁訴(肩こりなど)、慢性疲労、冷え性、うつ、などへの鍼灸の効果を
示す論文をご紹介いたします。
※これらは研究方法をさらに工夫して追試が必要であると言われているものの、
今後の研究を期待されている論文です。
◇不定愁訴に対する針灸効果の評価 (針+湯液)
文献:七堂利幸、有地滋、森悦子、ほか. 不定愁訴に対する針灸効果−比較試験−
全日本鍼灸学会誌 1982; 32(1): 33-43. 医中誌 Web ID: 1983164007
結論:「湯液治療に針治療を加えることで、不定愁訴症候群の患者判定による
全般的改善度は改善する」
◇慢性疲労に対する鍼治療の有効性の評価
文献:山崎翼、福田文彦、石崎直人ほか.慢性疲労に対する鍼治療の臨床的有効性の検討
日本未病システム学会雑誌 .2009; 15(2): 186-96. 医中誌 Web ID: 2010161854
結論:「鍼治療は慢性疲労を軽減させる。」
◇若年女性の冷え症に対する温筒灸治療の有効性評価
文献:百合邦子、坂口俊二、鍋田理恵、ほか. 若年女性の冷え症に対する温筒灸治療部位の検討
膝陽関(GB33)と三陰交(SP6)との比較試験. 日本温泉気候物理医学会雑誌
2014;77(3): 237-249. 医中誌 Web ID: 2014274013
結論:「若年女性の冷え症に対する温筒灸治療は、随伴愁訴を改善させる。」
◇うつ病に対する鍼治療の有効性の評価
文献:保坂政嘉、若山育郎. うつ病についてのシステマティックレビュー うつ病に対して
鍼治療が有効であるというエビデンスはあるか.関西医療大学紀要
2011; 5: 17-24. 医 中誌 Web ID: 2012027077
結論:「EA治療(低周波鍼通電療法)あるいは EA 治療と抗うつ剤の併用は抗うつ剤単独
治療と比較して有意にうつ病を改善した。また先行研究と比較して論文の質が
わずかながら向上した。」
参照:
・「はり・きゅうどんな効果?」
日本経済新聞(夕刊) 2017年(平成29年)7月20日(木曜日)
・アメリカ国立補完統合衛生センター(NCCIH)のHP
https://search.nccih.nih.gov/search?utf8=%E2%9C%93&affiliate=nccih&query=mind&commit=Search
・「統合医療」情報発信サイト
(厚生労働省「統合医療」に係る情報発信等推進事業に基づき、
患者・国民及び医療者が「統合医療」に関する適切な情報を入手するために構築された
ホームページ)
http://www.ejim.ncgg.go.jp/public/doc/index.html
・「日本鍼灸エビデンスレポート(EJAM)」
・「鍼灸のすすめ」「はりきゅっていきましょう!」公益社団法人日本鍼灸師会
・「皮膚から考える命、こころ、世界 第三の脳」「賢い皮膚」傳田光洋先生
・「手の治癒力」 山口創先生
・「難経解説」東洋学術出版社
・「黄帝内経 素問訳注」家本誠一先生
・「黄帝内経 霊枢訳注」家本誠一先生
・鍼灸学術研究誌「漢方鍼医」
長い文章を最後までお読みいただき、
本当にありがとうございます。
さらに詳しく知りたい方は、
こちらのページもお読みください
「自律神経についてさらに詳しく」