卵管造影検査はいつ受けるの?
実際のクライアントから頂いた【妊活で気になること】Q&A
Q:「卵管造影検査はいつ受けるの?」
A:「 受けるタイミングとしては、
月経終了から10日目までの間
になります。
この時期に検査する理由は、
子宮内に造影剤を注入する際に、
月経中ですと経血を逆流させて
しまう恐れがありますし、
排卵日が近いと卵子を逆流させて
しまう恐れがあるからです。」
女性が不妊の検査を一通り受けるには、
約1ヶ月(通院回数は3〜4回)かかります。
今回はその中の検査の一つ、
「卵管造影検査」について
ご紹介します。
《検査の目的》
「卵管」に詰まりがないか調べるものです。
卵管とは、精子が卵子と出会うために
通過する管です。またそれらが受精卵となって
子宮まで戻ってくるための管でもあります。
検査の際には、子宮の形・子宮内の状態も
チェックします。
造影剤を子宮内に注入して、レントゲン検査
(もしくは超音波検査)をします。
もし卵管に詰まりがなくしっかり通っていれば、
造影剤が子宮から卵管を通り、卵管采から
腹腔内に流れ出します。逆に詰まっていると、
造影剤は流れ出ることはありません。
検査することで詰まりがある程度解消するので、
検査自体に治療的な意味合いもあります。
不妊原因が卵管の詰まりだけだった場合は、
約6ヵ月は妊娠率が上昇するというデータが
あります。
《詰まりがひどい場合の治療法》
検査後はタイミングを計って妊娠を
目指しますが、詰まりがひどい場合は、
主な治療の選択肢は2つになります。
①手術「卵管鏡下卵管形成術」(FT)
※術後に再び自然妊娠を狙う
②ステップアップ「体外受精・顕微授精」
※年齢高めの世代はこちらの方がオススメ
《痛みを心配されている方へ》
たしかに痛みを感じることはありますが、
造影剤を注入後にレントゲンではなく
超音波で行う等、痛みを軽減する工夫を
どこの施設もされています。
痛みについては率直に不安があることを
医師の先生に伝えておくのも大切です。
怖さもあるかと思いますが、妊活する上では
重要な検査ですので、最初から体外受精・
顕微授精をする方以外は受けることを
オススメします。
最後に
以上が、
Q「卵管造影検査はいつ受けるの?」
のお答えになります。
あなたの疑問は解決されましたでしょうか?
疑問がスッキリ解決し
ストレスが少しでも減って、
あなたの妊活がさらに一歩前に
進みますように。