今、生理にお悩みのあなたへ「知っておいてほしいこと」①
「『私、生理が38日で遅れがちなんです。』
こういった時に、
『大丈夫ですよ。
生理周期は25~38日が正常なんですよ。』
と言って安心させてあげられる確かな知識を
持った人になってください。」と
講師の先生がおっしゃったとき、
「たしかに、そうだよな。自分たちにとって
当たり前のことが人にとってはそうではない
ということは、よくあることだよな。」
そう思いました。
先日「不妊治療の基礎」を学ぶ研修会に
行ってきました。
女性の身体の仕組みは非常に複雑です。
日々の臨床の中でも、その複雑さ繊細さ、
そして底知れぬパワーに圧倒されることが
多々あります。
普段はより臨床的な学会に参加させて
いただいてますが、今回は不妊治療の基礎を
しっかり学び直すことが、研修会のテーマでした。
先ほどの周期の話ですが、実際のところは
28日周期の人の方が少ないです。
変動も6日以内ならOKです。
出血持続日数も3~7日が正常です。
生理痛でお困りの方も多いかと思いますので、
生理痛に関しても少し触れたいと思います。
生理痛の原因を2つ、ご存知でしょうか?
1つ目の原因としてよく聞くのは、
「プロスタグランジン」という言葉ですよね。
子宮を収縮する働きがあり、
経血を身体の外に排出する役割があります。
これが過剰に分泌されることが生理痛の原因です。
だから普段から身体を温め血の巡りを良くしておく
ことで、「プロスタグランジン」の過剰な分泌
(=生理痛)を軽減できます。
2つ目の原因。
これは、子宮と卵巣が直接は繋がっていないことが
ポイントとなります。
子宮から出る卵管は卵巣のそばにあります。
卵巣とは直接つながっていないため、
卵管は腹腔(身体の中)に開けっぴろげになって
います。ですから経血が逆流して、体外ではなく
体の中にこぼれ落ちることがあります。
そうするとこぼれ落ちた経血が炎症の素となり、
生理中の腰痛や便秘の原因となります。
なので、経血を滞らせずに、
スムーズに体外へ排出することが
重要になります。
それにはやはり「下腹部」や「足」を
温めることがポイントになります。
なぜ「下腹部」なのかは想像がつきますよね?
直接的に子宮や卵巣の周りを温めて血の巡りを
良くするからです。
では、「足」はなぜ?
これについてはまた次回解説したいと思います。
生理痛に対して鍼灸で何ができるのか、
ご興味のある方はこちらをどうぞ
→「生理痛と鍼灸」こちらをクリック!
最後までお読みいただきありがとうございました!