「妊活」にイイことは?

不妊治療【まず知っておいて欲しいこと】

妊活中でいよいよ不妊治療を始めようと決心したあなたへ。

ぜひ知っておいてほしいことが4つあります。
それが下の4つになります。

①不妊治療をいつから始めた方が良いのか?
②妊活は男性も必要!
③不妊治療の費用。助成について
④若い方の不妊治療で要注意!「卵巣過剰刺激症候群」

不妊治療を始める際に、色々な疑問が
あるかと思います。

まずはこの4つを押さえておいて
いただきたいです。
1つずつ解説させていただきます。

①不妊治療はいつから始めた方が良いのか?

避妊をせず妊活している場合、 
1年 が目安です。

女性の身体は20代前半が妊娠や出産に
適した年齢と考えられており、その後は
年齢と共に徐々に妊娠しにくくなります。

女性が38歳を超えていらっしゃる場合
 半年が目安です。

妊娠するまでに要する期間は、
25歳以下の女性が平均3ヶ月
35歳以上の女性が平均6ヶ月以上
と言われています。

避妊をせず妊活していて、
なかなかうまくいかない方は、
まず不妊専門の婦人科を受診して検査を
受ける事が第一歩になります。

受けた検査で思いがけない原因が判明して、
すぐに妊娠する事ができたという話は、
よくあることです。
ぜひ一歩踏み出してみてください。

②妊活は男性も必要!

妊活は女性だけのもの、
という時代は終わりました。

事実として、
不妊原因のうち男性側の原因は24%。
そして男女二人での原因が24%です。
つまり計ほぼ50%は男性が関わっています

私が推奨するのは、
男性は早い段階で検査を!
ということです。

検査に気恥ずかしさはありますが、
それは男女とも同じです。

男性検査の方が、 身体へのストレスも
少なく簡易的
です。

女性の年齢 が重要視される妊活において、
女性が多くの時間とお金をかけてたくさんの
検査を受けた後、男性側の異変に気づいたの
では 時間とお金がもったいないです。

もちろん女性側の身心のストレスも大いに
あります。

であれば思い切って男性側の早めの検査を
オススメします。
お互いの協力・助け合いが重要です。

③まだ諦めないで!不妊治療の費用。助成金について

不妊治療は保険適用となりました。
ですから、もう助成金はないのか?
実は、そんなことはないのです。

自治体によって色々ですが、
お金だけを理由にあきらめて
しまうことがないように、あなたに
知っておいてほしい助成制度が
まだ京都市にもあります。

◎体外受精の保険適用回数(※40歳以上43歳未満は3回まで)が
 上限に達した場合は、自費にて体外受精を受けることになりますが、
 実は助成を利用できる場合があります。
通院の交通費も助成が利用できます。
◎医療保険の適用外である先進医療(厚生労働省が認めたもの)にも利用でます。

詳細は『不妊治療 助成 京都市』で検索してみてください↓
https://www.city.kyoto.lg.jp/hagukumi/page/0000173095.html

もしくは、

京都市子ども若者はぐくみ局子ども若者未来部子ども家庭支援課
電話:075-746-7625

にお問い合わせください。

④若い方の不妊治療で要注意!「卵巣過剰刺激症候群」

不妊治療における排卵誘発剤などの利用で
引き起こされます。
(特にHMG-HCG注射、まれにクロミッド)

薬剤により、多数の卵胞が発育・排卵し過ぎ
ると、卵巣が腫れたり、腹水・胸水の貯留、
血液濃縮などが起こります。

「お腹がはる」
「吐き気がする」
「急に体重が増えた」
「尿量が少なくなる」
「呼吸が苦しい」

こういった症状がご自身で感じられたら、
通院中の病院に早めに相談しましょう。

基本的にはお薬をお休みしたら、
症状はおさまります。

ただし重症化している場合は入院が必要な
場合もあります。
いずれにせよ、落ち着いて早期対応が
ポイントになります。

≪注意が必要な方の特徴≫
 ・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
 ・ やせ型
 ・35歳以下
 ・卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の既往のある方
 ・発育卵胞数が多く、E2(エストラジオール)が高い

もし不安を煽ってしまっていたらごめんなさい。

もちろん不妊治療を行う担当医の先生は
なるべくこういったことが起きないように、
あなたのお身体の状態を見ながら、お薬も
調節してくださっています。ですから、
そんなに頻度の高い症状ではありません。

ただ記憶の片隅に入れておいていただいて、
「あれ、この症状もしかして!?」と思ったら

我慢せず、すぐに担当医の先生に相談されて
ください。

勘違いで相談しても大丈夫です。先生は
しっかり説明してくださると思います。
とにかく早期発見、早期対応がポイント
です。

最後に

以上が、私があなたにお伝えしたい
不妊治療【まず知っておいて欲しいこと】  
になります。

頭がスッキリした状態で、不妊治療に
取り組めそうでしょうか?

妊活中でいよいよ不妊治療を始めようと
決心したあなたは、不妊治療に関して、
きっと様々な疑問があるかと思います。

まずは今回の4つを知っておいて
いただくことで、あなたの妊活を
さらに加速させることができるように
願っています。