二宮健悟先生とのご縁は、先生から届いた、資料が詰まった分厚い一通の封書に始まります。そこには、身体だけでなく、こころのケアも目指されていること、そのために、カウンセリングなどに関する研修も受けておられること、また、東洋医学と西洋医学、その両面からの視点を大切にしておられること、そして、鍼灸を含む多方面の学会や研修会などで日々、研鑽に努めておられることなどが、ひしひしと伝わってきました。さらに、施術を受けられた方が、最終的には通院しなくても快適でいられるように、自宅で取り組む体操なども指導されているとのこと。あえて、心療内科・精神科の医院と連携を取ろうとされるだけのことはある、と感服した記憶が鮮明に蘇ってきます。当院としては、逆に、身体へのアプローチを以前より重要視しており、診察でも、呼吸法やストレッチなどを積極的に指導してきました。なので、安心して患者さんを紹介できる施術院がないかと、以前より探していたところでした。早速、お試しの施術を受けるため、二宮先生の鍼灸院にお邪魔しました。先生の笑顔に始まり、ゆったりと落ち着いた施術室、着心地のよい術衣、自然と始まる会話、リラックスの中ですすむ施術･･･。久しぶりに、ホスピタリティ（もてなす）、という言葉が頭をよぎりました。ちょうどよく（？）、昨日の食べ合わせの悪さから、胃部不快感があったため、それを主訴にして、お灸と鍼をお願いしました。最後の処置が終わると、フッと、上腹部の筋肉の緊張が緩んだ感覚が明確にわかりました。おっ、すごい･･･。最後は、ミネラルウォーターを頂きながら、今後の連携について話しが弾みました。現在、当院の患者さんが、何名も、施術を受けておられます。定期的に、丁寧な経過の報告書も頂いております。
メンタルヘルス領域では、こころの緊張が身体の緊張を生み、その緊張がさらに、こころを緊張させる、という悪循環が、ほぼ、どの疾患でも見られます。そして二宮先生は、その事情をよくご存知です。
よって当院は、誠心堂にのみや鍼灸院を、精神科のケアに不可欠な「リハビリ分院」として認識しています。ちなみに当方は、20〜30代の頃、自身の体調維持のため、いろいろな施術院を体験してきています。当方自身も、鍼の修練をした経緯もあります。その経験からお伝えすると、二宮先生は、最小限の刺激で（つまり痛くない）、最大限の効果を発揮するべく、修練を積まれていることが、よくわかります。また、（他の先生には悪いですが）、施術院の世界は、濃い目のキャラクターをお持ちの先生も多いですが、二宮先生は、当院の患者さんでも拒否感なく、スッと受け入れられるようです。このホームページをご覧の方が、二宮先生に出会い、ご自身の健やかな日々を取り戻されることを願いつつ、筆をおきます。

私が二宮先生とのご縁をいただいたのは、10年以上前になります。
当時から、二宮先生は一貫して、患者様のどんな症状やお悩みにも真摯にむきあい、東洋医学と西洋医学の両方からの視点を大切にした心身の健康のサポートをされてこられました。学会や研修会、セミナーにも積極的に参加し、知識と技術を学び続け、常により良い治療を提供されています。また、施術の際には、セルフケアのアドバイス等、自分自身で健康になるコツも教えてくださいます。

針は痛いのではないかと、ご心配のかたもおられるかもしれません。私自身、何度か施術をうけたことがありますが、痛みはなく、とても丁寧な施術にリラックスすることができます。特に温灸は温泉にはいっているかのような心地よさで、眠ってしまうこともしばしばです。また、先生はいつも温かく穏やかで、お話しするだけで気持ちが和らいできます。そのため、施術のあとは体が軽くなるだけでなく、心も温かくなります。

二宮先生は、温かい対応と豊富な知識と技術で心身の健康をサポートしてくださる信頼できる鍼灸師です。安心して施術をうけていただける、誠心堂にのみや鍼灸院を、心からご推薦いたします。

誠心堂にのみや鍼灸院の二宮健悟先生は、日本初の鍼灸の高等教育機関として誕生した明治鍼灸大学（現、明治国際医療大学）を2006年に卒業された「新進気鋭」というより、今や脂の乗り切った中堅の鍼灸師さんです。

実は私も2016年顔面神経麻痺を患ったときお世話になりました。当時任地の京都府立医科大学附属病院の耳鼻咽喉科やペインクリニックでの治療と併せての治療でしたが、二宮先生の鍼灸院でも施術を受けて良かったと思っています。二宮先生の施術を受けるときは、施術そのものはもとより、院内の落ち着いた雰囲気と先生の思いやりのある、優しいお声がけや説明に、病院では得られないような心身のリラックスを覚えたのを想い出します。

二宮先生は、「西洋医学と東洋医学の良好な連携」により、医学のための医学や医療のための医療ではなく、「患者さんのための総合医療」を目指されており、「患者さんご自身が健康に、幸せになること」を心から願っておられます。医療機関とも密に連絡を取って臨床に当たられており、その技術はもちろん、まさに鍼灸院のお名前どおり、誠心誠意、真摯に、患者本位の臨床を目指し、日々取り組まれています。